敗北を知りたい

この記事を読むのに必要な時間の目安: 4分ぐらい

最凶死刑囚編にて世界各地に収容されていた五人の死刑囚がシンクロニシティにより同じタイミングで「敗北を知りたい」と言い出した。この事に始まって驚異的な身体能力と戦闘能力を持つ彼らはいとも簡単に刑務所を脱獄し日本へと向かった。

彼らの共通点は自らがあまりにも強すぎたために望まないほどに勝利をし過ぎたため敗北に飢えているという点だった。

彼らは期せずして最強の格闘家が集まる日本の地下闘技場へと集まり、そこで徳川光成(とくがわみつなり)から「敗北をプレゼントする」と言われ最大トーナメントでの成績優秀者とサバイバルを開始することになった。

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範海王(はんかいおう)

この記事を読むのに必要な時間の目安: 2分ぐらい

中国大擂台賽で登場した海王の一人で、李海王(りかいおう)の兄。中国連合軍の一人だったが恐らくその中で最も弱く、1勝2敗で回ってきた際にモハメド・アライJr.と対戦。

ボクシングの弱点を知り尽くしたような動きでモハメド・アライJr.のかと思いきや、モハメド・アライJr.は全く動揺しておらずアッパーとフックを喰らってダウンしてしまった。

彼の敗北によって中国連合軍の敗北が決定してしまった。

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楊海王(ようかいおう)

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中国大擂台賽で登場した海王の一人。金剛拳の使い手で一回戦で精神が崩壊していたドリアン海王と対戦。全く持って反撃や防御をしないドリアンをものの数秒で倒した。

しかしそのあっけない戦いや試合後ダメージを受けていないかのように退場していくドリアンの姿を見て試合に不満を持つ。そこにドリアンの付き人として同伴していたビスケット・オリバに対戦を申し込まれたため、消化不良を解消すべくこれを快諾した。

しかしこれは中国大擂台賽への出場ルートが無かったオリバが練りに練った作戦だった。結果として楊海王はオリバに利用される形で彼の出場を認めた後、圧倒的な力で試合に敗れてしまった。

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麻仁アキオ(まにあきお)

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OPBFスーパーウェルター級チャンピオンで、アマチュア時代からプロにかけて14戦無敗という輝かしい戦績を誇る。スーパーウェルター級のボクサーでありながら、階級的にはヘビー級に当たる烈海王(れつかいおう)とスパーリングをするという無謀な挑戦をしている。

身体能力やボクシング技術だけでなく非常にクレバーな戦闘論理を持っていたが、烈海王とのスパーリングは一撃のもとにKO負けを喫した。

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リアルシャドー

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いわばシャドーボクシングを超本格的にやるのがリアルシャドーになる。作中では主人公の範馬刃牙(はんまばき)が試合前に必ず行っており、日々の鍛練としても積極的に取り入れている。どういう原理なのかは全く不明だが、リアルシャドーが終わる頃には刃牙は血まみれになっている(空想の敵と戦っているだけなのに)。

リアルシャドーの利点は現実に存在しない敵とも戦える点で、刃牙は2メートルを超えるカマキリと戦っていた。刃牙が言うには昆虫(その中でも特にカマキリ)の跳躍力や腕力を考えると、彼らが人間クラスの大きさになると地上最強の生物になるらしい。

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烈海王(れつかいおう)

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中国拳法の使い手として最大トーナメントに出場した。中国拳法の名門百林寺の出身で中国拳法において最高峰の技量を手にしたもののみが与えられる海王の称号を得ている。ちなみに海王の名を与えられる前の名前は烈永周(れつえいしゅう)と言う。

中国全土には烈海王以外にも百林寺の師範である劉海王(りゅうかいおう)を始め海王の名を持つ者は何人かいるが、その中でも烈海王の力量はずば抜けており中国拳法4000年の歴史の中で最高の才能を持つ拳雄と呼ばれていた。

最大トーナメントでは中国拳法の最強を証明するために出場。最も安定した勝ち上がりで準決勝まで進出したが、そこで範馬刃牙(はんまばき)と対戦。当初は優勢に戦いを進めていたが、途中で刃牙が「範馬の血」に目覚め(いつも通りのお約束だが……)圧倒された。

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安藤玲一(あんどう れいいち)

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飛騨の山奥に住んでいる巨人。始めは世捨て人かと思われたが列記とした山岳監視員という仕事でそこに住んでいる。身長2メートルを超す大柄な男で月の輪熊を素手で倒す実力を持っている。さすがにホッキョクグマは倒せないらしい。

範馬勇次郎(はんまゆうじろう)とは旧知の仲らしく、その繋がりで息子の範馬刃牙(はんまばき)とも知り合いの様子。不良100人相手に喧嘩で負けた刃牙が新たな特訓をすべく、山奥に小屋を構える安藤のもとを訪ねた。

とても世話好きな人物で刃牙の特訓にも積極的に力を貸しており、刃牙は夜叉猿に襲われた際は身を挺して刃牙のことを守った。しかしこの事が原因で重傷を負ってしまった。

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マホメド・アライJr.

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偉大なるボクシングヘビー級王者マホメド・アライの息子。父親より格闘技の才能を受け継いでおり、マホメド・アライが現役時代に完成させることの出来なかった全局面闘法「モハメド・アライ流拳法」を完成させた。

そのため全面の攻撃だけでなくマホメド・アライが現役を通して克服する事が出来なかった直下の相手に対しても対応出来るようになっている。その格闘センスは多くの人間の認めるところで、地下闘技場で範馬刃牙(はんまばき)と対戦する際、愚地独歩(おろちどっぽ)や渋川剛気(しぶかわごうき)は
マホメド・アライJr.が勝つと断言していた。

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ミスター・アンチェイン

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主にアメリカ合衆国アリゾナ州刑務所に収監されているビスケット・オリバに対して用いられた名称。囚人という立場でありながら豪華な個室が用意され、何時でも内外の出入りが自由という彼を指して「誰にもその行動を縛ることが出来ない」という意味が込められている。

誰が言い始めたのかは分からないがこのあだ名はビスケット・オリバ本人も気に入っているようで、逆に自分以外が「ミスター・アンチェイン」(つまり無限の自由を手に入れる事)となることを阻止しようとする傾向にある。

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