「武神」愚地独歩(おろちどっぽ)の息子(養子)。格闘家として理想的な体型に加えて、ベンチプレス300キロ、100m10秒台という驚異の身体能力を持ち合わせており、愚地独歩をして「空手を終わらせた男」と言わしめる。その天賦の才は郭海皇(かくかいおう)も認めており、物語の終盤で成長した愚地克巳を見て「拳法を50年は進化させた」と感嘆していた。
一方で天才ゆえに戦闘に対するモチベーションに問題があり、そのため実力ではさほど劣らない相手に対しても苦戦を強いられたり敗北を喫したりしていた。また特殊な状況での戦闘経験に乏しいからか、不意打ちやダーティーな攻撃に弱く武術家として臨機応変さに欠ける場面が多々見られた。
しかし物語が進むにつれて精神面で飛躍的に成長し真の武術家として充分な技量と精神を備えるに至った。