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0.5秒の無意識

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バキシリーズ最終章『範馬刃牙』で刃牙が使用する技なのだが本来は格闘技の技では無く、実験神経生理学者ベンジャミン・リベットが発見した人体に関するメカニズムを表す言葉である。それを利用して攻撃するという技で、厳密に言うと「0.5秒の無意識」という名前の格闘技ではない。

ベンジャミン・リベットによると意識は0.5秒遅れてやって来るらしく、例えば皮膚を触られた場合本人がその事実に気付くのは0.5秒後になるとのこと。そのためあらゆる出来事に対して人間の反応速度は0.5秒遅れるため、この間に攻撃を完了させてしまおうとうのが刃牙の考えた技になる。

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ピクル

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バキシリーズの外伝で登場しそのまま本編にも登場することになった。1億9000万年前に生きていたとされる原人で並み居る恐竜たちを抑えて白亜紀最強を誇っていた。凍土の中からピクルが発見されたとう事実は生物学や考古学に与える影響が大きすぎるためしばらくの間、世間には公表されなかった。

しかしその後来日し徳川光成(とくがわみつなり)によって地下闘技場へと連れられる。その過程で範馬勇次郎(はんまゆうじろう)と対面し、力比べにおいて勇次郎を凌駕した(厳密にはピクルの力に動揺した勇次郎が合気を使った)。

地下闘技場では烈海王(れつかいおう)、愚地克巳(おろちかつみ)、ジャック・ハンマーと言った徳川光成曰く「最強地球防衛軍」の三人を倒した(その中で烈海王と愚地克巳は捕食された)。

倒した相手からも分かるようにその強さは作中でも屈指で、実現こそしなかったが仮に範馬勇次郎(はんまゆうじろう)と戦っても見劣りしないほどの実力を備えていた。

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バキ対ピクルの決着をどう見るか

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シリーズ最終作『範馬刃牙』において範馬勇次郎(はんまゆうじろう)に次ぐ強敵となった原人ピクル。その圧倒的なスピード、パワーそしてタフネスで烈海王(れつかいおう)を始めとした作中屈指の猛者たちを退けた。

そんな中、現代人の意地とプライドをかけて戦いを挑んだ(そんな感じでも無かったが)刃牙だったが激しい激闘の末、最後にお互いに力と力の勝負になった。しかしそこで敗北を恐れたピクルが投げ技を使用し刃牙はその場で悶絶してしまった。

結果として刃牙が気絶する形で決着が着いたのだが、この勝負に関してどちらが勝者なのか作中の間では意見が分かれることになった。

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本部が強くて何が悪い

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バキシリーズの作者である板垣恵介先生が放った一言。最凶死刑囚編での夜の公演にて作中でもトップクラスの戦闘力を誇る柳龍光(やなぎりゅうこう)とご存じ口だけ雑魚キャラの代名詞、本部以蔵(もとべいぞう)が対決した(本来は柳と渋川が対決する予定だった)。

読者の誰もが「本部、お前じゃ勝てねえよ。いいからどいてろ」と思ったが、実際は多彩な武器を使用する本部が柳を圧倒。まるで赤子の手をひねるかのように柳を追い込んだ。

いくら武器を使っているとは言えこのような戦闘内容はおかしいと思った読者の声に対して「本部が強くて何が悪い」という言葉が放たれた。

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真の護身

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合気柔術の使い手、渋川剛気(しぶかわごうき)が最大トーナメントの準決勝直前に目覚めた技。護身術を極めた者のみが到達出来ると言われる境地で、自分よりも強い相手と戦おうとすると潜在意識のレベルでこれを阻止しようとする。

実際には何も無い所で転んだり、しまいには壁に寄りかからなければ歩けないまでになる。これは潜在意識によって引き起こされるものなので、自分がどう思っているか(たとえ勝てると思っていても)は関係無く起きる現象である。

渋川の師匠である御輿芝喜平(みこしばきへい)は真の護身について「危うきには近寄れぬ」と表現していた。ちなみに彼は真の護身を使えない。

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花山薫(はなやまかおる)

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暴力団花山組の組長で「日本最強の喧嘩師」と呼ばれる男。幼いころから驚異的な握力を持った人物で片手で何枚にも重ねられたトランプを千切ることが出来る。ちなみに彼の握力を握力計で計ろうとすると握力計のメーターが壊れてしまうらしい。

幼年時代の刃牙にとって最大の敵の一人であり、ビルの屋内での戦いでは紙一重の差で敗れることになった。

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環境利用闘法

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身の回りにある草木や砂などを自分の武器として利用する技。長年戦場で戦ってきたガイアならではの技でその威力と利便性は絶大。ガイアの手にかかれば砂や水などは弾丸に匹敵する武器に成り得る。

その中でも砂は特に強力で、砂の中に固形物が混じっていようものならその破壊力は兵器級らしい。

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毛海王(もうかいおう)

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中国大擂台賽に登場した海王の一人。受柔拳の使い手で拳法家とは思えないだらしない体(太っているという意味で)と細い目が特徴。マハメド・アライJr.と徐海王(じょかいおう)の戦いで一度ノックアウトして徐海王を見て「まずいな。まだダメージが残っている」などと解説をしていた。

通常こういった解説をするキャラクターはそれなりに強いというのが格闘漫画のお決まりだが、バキシリーズでその常識は通用しない。最大トーナメントで解説役として大活躍した本部以蔵(もとべいぞう)を筆頭に、むしろ解説役は弱いと場合が多い。

毛海王も本部タイプで一回戦を戦う前に中国連合軍を結成しようとした郭海皇(かくかいおう)によって、人数合わせのために悶絶させられてしまった(毛海王が入ると六人になってしまった)。

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烈海王にだって勝てる

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最大トーナメントの後、鎬昂昇(しのぎこうしょう)が愚地克巳(おろちかつみ)に向かって言った言葉。正確には「今の私ならば烈海王(れつかいおう)にだって勝てる」と言っていた。

これは最大トーナメントの後に行われた五人の最凶死刑囚とトーナメントに出場した成績優秀者たちとの間で行われたサイバルマッチに、自分がメンバーとして入らなかったことを受けての発言だった。

鎬昂昇自身、最大トーナメントでは二回戦で敗退していたため選考からもれたこと自体は仕方ないと思っていた。しかしその時よりも格段に強くなったと実感しているようで、最凶死刑囚と戦いたいという思いから発せられた言葉だった。

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郭春成(かくしゅんせい)

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中国大擂台賽における海王の不甲斐ない成績に激怒した郭海皇(かくかいおう)が中国連合軍を結成した際、海王以外に新たにメンバーとして追加した一人。郭海皇の息子で120歳の時に生まれたらしい。

「120歳で子ども作る相手いたのか?」という疑問は本作の読者としては絶対に抱いてはならない思想である(仮に思ってしまったら中国拳法大好きな烈海王から強烈なお叱りを受ける)。

並み居る海王たちを差し置いて推薦されるほどの実力者なのだからさぞかし強いと思われたが、実際は範馬刃牙(はんまばき)相手に僅か2秒でKOされてしまった。恐らく作中に登場した中で最速で敗れた人物ではないだろうか。

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