5人の最凶死刑囚の一人。他の死刑囚と同様「敗北を知りたい」として脱獄し日本にやって来た。実はかつて中国の白林寺(烈海王と同じ)で中国拳法を修めており、その際に欧米人として初めて海王の称号を得た。
烈海王がまだ若く、海王の称号を得ていなかった時(烈永周と名乗っていた)師匠である劉海王に対して「自分に海王の称号を与えないのは素行が乱暴だからか」と詰め寄った際、かつてドリアンが素手で岩山に穴を空けた跡を見せて海王たる者に必要な実力を教えた。
ドリアンが日本に来て烈海王と対面した際、その正体に気が付いた烈海王は一礼して先達に対して敬意を払っていた。
ちなみにアニメ版『グラップラー刃牙』では烈永周に海王の称号を与えるよう推薦した場面が描かれている。
[h2]基本情報[/h2]
- 年齢:60歳前後(予測)
- 身長:190cm以上(予測)
- 体重:100kg以上(予測)
- 国籍:アメリカ
戦闘スタイル
海王の割に中国拳法をあまり使用しない。むしろ特殊繊維で出来たワイヤーや催眠術などせこい攻撃を駆使して戦うことが多い。ただし本来の実力は確かなもので神心会空手でトップクラスの実力を持つ加藤清澄(かとうきよすみ)や末堂厚(すえどうあつし)を軽くあしらい、「空手を終わらせた男」愚地克巳をも破った。
しかしその後の愚地独歩との戦いでは歯が立たず一旦、敗北を偽装してその後自宅を放火するという悪辣な手口を使用していた。ただ擬態とは言え一度負けを認めた事によって自分を貫けていないと強く実感しており、この一件がドリアンの精神を崩壊(幼児後退した)させる原因となった。
人間関係
かつて白林寺に所属していた事から劉海王と知り合いであることは間違いない。ただし現在では囚人の身であることを考えると既に疎遠になっている可能性が高い。また大擂台賽に出場した際は何故かビスケット・オリバがセコンドを努めていた。
元々の知り合いなのかオリバが出場したいがためにドリアンを利用しただけなのかは分からないが、仮に知り合いだったならわざわざ日本に来ずオリバに敗北を味わわせてもらえば良かったのでは。
ドリアンの喜劇
人生において長い期間、ドリアンは自らを勝利者だと認識していた。しかし来日してから愚地独歩を始めとする格闘家たちと戦っている間に自分を見つめ直し、自らが実は勝利とは無縁の人物であることを悟る。
これは「敗北を知りたい」と長い間思っていながら未だその目標を果たせないことに起因しており「自らの思いを果たせていないのは敗北ではないか?」と考えるようになったのである。
ステータス・チャート
- 身体能力
- 経験
- 知識
- 性格
- 戦闘技術
- 発想力
8点。筋骨隆々の巨体。アメリカから日本まで太平洋を泳いで渡ってきたというその肉体は人間の域をはるかに超えている。
8点。歳を重ねている分、戦闘経験も豊富。恐らく実力では勝る愚地克巳に対して有利に戦いを進める事が出来たのは両者の経験の差によるところが大きいだろう。
7点。一応は白林寺の出身者である。中国拳法にかなり精通していると見ていいだろう。加えて武器も使用するためその方面に対する知識も備えているだろう。
5点。とてもせこい人間である事は間違いない。ただ幼児後退した後にキャンディを欲しがる姿は憎めないものがあった。病を押して出場した大擂台賽でも敗れた後、自力で立ち上がり退場する姿に観客から盛大な拍手が送られていた。
7点。海王という割には基本的な戦闘技術に劣るように見える。確かに実力で加藤清澄を圧倒してはいたが、烈海王や愚地独歩には全く歯が立っていなかった。
8点。この人の考えることは読めない。特に一旦、負けを宣言してからの逆襲は百戦錬磨の独歩ですら不意を突かれていた。
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