5人の最凶死刑囚のうちの一人。「敗北を知りたい」という思いを抱き刑務所を脱獄。その後日本へとやって来た。手首と肘に刃物、腕にスプリング、胸に爆薬と体中に多様な武器を身に着けており、戦闘においてそれらを最大限活用する。
その何でもありの戦闘スタイルは大半の武術家にとっては予想外のもので、ロブ・ロビンソンや鎬昂昇(しのぎこうしょう)らを撃破した。しかし武器に対しても高い知識と経験を持つ烈海王には通用せず危うく破れかけた。
最終的に敵だった愚地克巳(おろちかつみ)と和解し船による亡命を図ろうとしたが、柳龍光(やなぎりゅうこう)にばれて制裁を受ける事になってしまった。右目を犠牲にして何とか逃げ切ったもののオリバに発見されてあえなく御用となった。
[h2]基本情報[/h2]
- 年齢:25歳前後(予測)
- 身長:185cm
- 体重:85kg
- 国籍:イギリス
戦闘スタイル
体中に隠し持った武器を如何なく使用して戦う。これは武闘家の考える戦闘とは全く異なるもので鎬昂昇を倒した後、ストライダムが一対一の対決において武器を使用する事の是非を問われた際は躊躇いなく使うべきだと答えた。
暗器や武器の使用を躊躇わないのが特徴だった五人の最凶死刑囚たちだったが、その中でもヘクター・ドイルが最もその傾向が強く全ての戦いにおいて必ず武器を使用していた(ただし使う間もなく倒された事もあった)。
その武器の使用に対する発想は同じ死刑囚だった柳も驚いており、日本刀でドイルを攻撃した柳に対し腕に仕込まれた鉄製のパイプで防ぐことによって腕を切断されずに済んだ。
しかしこれは同時にその他の死刑囚と比べて元々の戦闘能力に自信が無いことを露呈するもので、実質ヘクター・ドイルの戦いぶりを見る限り五人の死刑囚の中で最弱だった可能性が高い。
人間関係
幾度もぼこぼこにされ、それでも尚自分の負けを認めない意思の強さに感心した愚地克巳との間に堅い絆が芽生えた。中東へ亡命するための船も心神会の会員が用意したもので、そのうえ愚地克巳から直々に正拳突きを伝授してもらった。
それにしても自分の道場と顔面を燃やされた相手と和解した愚地克巳は心が広いのか単なる馬鹿のどちらなのだろう。
ステータス・チャート
- 身体能力
- 経験
- 知識
- 性格
- 戦闘技術
- 発想力
7点。電気椅子にも耐えうるほどの強靭な肉体をしている。ドイルの身体能力は不屈の精神面に支えられており、愚地克巳の下段突きを受けて重傷を負っても尚、自分の敗北を認めようとはしなかった。
6点。見た目から察するにかなり若いように見えるが、あれだけ多種多様な武器を使いこなしている様を見るとそれなりの戦闘経験は積んでいると考えるべきだろう。
5点。格闘技というよりは武器の知識に精通している。ただしその反面、武術に関してはほとんど知識を持っていない。愚地克巳に教えてもらって初めて正拳突きというものを知るくらいである。
7点。自分を救ってくれた心神会に対して放火するなどの残虐性を持ち合わせている一方で、麻酔によって気絶した烈海王を一晩中警護し続けるなど優しい一面もある。
3点。武器を使用しない純粋な格闘技としての戦闘技術はほとんど持ち合わせていない。ドイルの戦闘スタイルは武器を使用するか、恵まれた身体能力で相手を圧倒するかの二種類しかない。
9点。隠し持った武器の使い方とタイミングは絶妙。常に相手の意表を付くタイミングで繰り出しており、中でもオリバ戦、鎬昂昇戦、柳龍光戦での武器の使用方法は見事だった。
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